風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

仙台クロニクル「榴ヶ岡」④ 榴岡天満宮

菅原道真を祭神とする榴岡天満宮は、東照宮造営の際に現在地の榴ヶ岡に遷された。境内には、樹齢300年を超す枝垂れ桜や白樫、開花期の早い白梅などがあり、市民の目を楽しませてくれる。2017(平成29)年に遷座350年を迎えた。

f:id:kaze_no_toki:20210421180028j:plain

河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2021年4月20日掲載)

仙台クロニクル「榴ヶ岡」③ 歩兵第四連隊

1874(明治7)に造営された木造2階建ての兵舎で、現存する宮城県内最古の洋風建築(市指定有形文化財)。戦後は米軍が駐留し、その後、警察学校として使用された。
残されていた7棟のうち1棟が仙台市歴史民俗資料館として1979(昭和54)年に開館した。

f:id:kaze_no_toki:20210413173820j:plain河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2021年4月13日掲載)

---
「仙台の原風景を観る、知る」風の時編集部オンラインショップはこちら→https://www.rakuten.co.jp/kazenotoki/

仙台駅と駅前広場 (昭和38年)

大時計が写る4代目の仙台駅舎。1949(昭和24)年から1972(昭和47)年まで、約四半世紀の間使われた。
左側の赤い車はタクシーで、中央部は自家用車の駐車場、停車しているバスは仙北鉄道系の宮城バス。青葉通の突き当たりに位置する信号機には、灯火の周囲にゼブラの囲い板が付いている。

f:id:kaze_no_toki:20210407080934j:plain

(写真/熊谷秀逸さん 所蔵/風の時編集部)「仙台クロニクル」P62掲載


「仙台クロニクル」は仙台市内の主要書店または楽天市場にてお求めいただけます。
https://item.rakuten.co.jp/kazenotoki/10000019/

仙台クロニクル「榴ヶ岡】② 榴岡公園

4代藩主伊達綱村公が1695(元禄8)年、実母三沢初子を供養するために釈迦堂を建立、桜を植え行楽の場となった。1902年(明治35)年、榴岡公園として開園。1928年(昭和3)年開催の東北産業博覧会では第三会場して使用された。

f:id:kaze_no_toki:20210402080245j:plain

河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2021年4月6日掲載)
---
本コーナーで紹介する『1928/昭和3年 仙台市全図』は、仙台市が長町や原町、南小泉を編入した記念すべき年に発刊された地図で、仙石線全線開通、東北産業博覧会開催なども描かれています。市内主要書店、楽天市場で好評取扱中→https://item.rakuten.co.jp/kazenotoki/10000017/

仙台クロニクル「榴ヶ岡(つつじがおか)」①

榴岡公園付近が「榴ヶ岡(つつじがおか)」。古来、歌枕として詠まれた躑躅(つつじ)が多く咲く岡だったことから、「躑躅岡」(つつじがおか)と言われる。
「榴」は「ざくろ」と読むが、明治政府により編さんされた古事類苑等によると、「山榴」を「やまつつじ」と表しており、「躑躅岡」は画数が多いために、「榴ヶ岡」の字をあてたと言われている。元禄時代は公園の北部に釈迦堂、寛文時代には南西部に天神社が建立された。

f:id:kaze_no_toki:20210324152551j:plain

河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2021年3月30日掲載)
---
本コーナーで紹介する『1928/昭和3年 仙台市全図』は、仙台市が長町や原町、南小泉を編入した記念すべき年に発刊された地図で、仙石線全線開通、東北産業博覧会開催なども描かれています。市内主要書店、楽天市場で好評取扱中→https://item.rakuten.co.jp/kazenotoki/10000017/

仙台クロニクル「名掛丁」② 停車場通り名掛丁

仙台駅開業により東西に分れた名掛丁。絵葉書の写真説明には、「停車場通り名掛町(丁)」と記されており、大正から昭和初期頃の仙台駅前の名掛丁(ハピナ名掛丁商店街)を写したもの。左側(南)が仙台駅で、通りの奥が新伝馬町、大町方面。

f:id:kaze_no_toki:20210323171619j:plain

河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2021年3月23日掲載)
---
「仙台の原風景を観る、知る」風の時編集部オンラインショップはこちら→https://www.rakuten.co.jp/kazenotoki/

仙台クロニクル「名掛丁(なかけちょう)」①

伊達家10世伊達氏宗公以来、特に名をかけて直属の家来としてきた子孫の徒歩侍(かちざむらい)を名懸衆とよび、この武士身分を持つ名懸衆を配置したまちが名懸丁(名掛丁/地図では名掛町)である。
名掛丁仙台城大手に通じ、大町や新伝馬町などの町人町の後方に位置するなど、城下防衛上重要な場所に配置された。明治維新後、特に仙台駅が開業した後は、商店街へとまちの様相が大きく変化した。

f:id:kaze_no_toki:20210316175904j:plain

河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2021年3月16日掲載)

 ---
本コーナーで紹介する『1928/昭和3年 仙台市全図』は、仙台市が長町や原町、南小泉を編入した記念すべき年に発刊された地図で、仙石線全線開通、東北産業博覧会開催なども描かれています。市内主要書店、楽天市場で好評取扱中→https://item.rakuten.co.jp/kazenotoki/10000017/

完全受注生産。仙台城下絵図風呂敷の受付開始です

江戸時代末期に描かれた仙台城下絵図を、グラフィックデザイナーの厚綿広至さんがていねいに再現した【安政補正改革仙府絵図(令和版)】。今回、その絵図を超撥水仕様の風呂敷で商品化しました。
風呂敷の製作は群馬県桐生市の朝倉染布さん。超撥水仕様の生地の特許を持っている染物屋さんです。細かい文字までしっかり読むことができる高いクオリティで、他にはない完全オリジナルの仙台城下絵図風呂敷に仕上がりました。

f:id:kaze_no_toki:20210316180408j:plain

⾵呂敷としての⽤途以外にも、敷物やタペストリーなど使い道はさまざま。海外の⽅へのお⼟産にも秀逸な一品です。4月30日までの完全受注生産品としてお申し込みを受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


●受注生産 第1回締め切り 3月31 日 4月下旬商品お渡し
●受注生産 第2回締め切り 4月30 日 5月下旬商品お渡し


「超撥水古絵図風呂敷」のご予約は、風の時編集部楽天市場オンラインショップからどうぞ→https://item.rakuten.co.jp/kazenotoki/10000021/



また、金港堂さん(022-225-652)、こけしのしまぬきさん(022-223-2370)でもご予約受付中です。店頭には商品の見本もありますので、ぜひお手にとってご覧ください。

仙台クロニクル「仙台駅」⑦宮城野橋(通称「X橋」)

1887(明治20)年仙台駅開業。線路によって分断された名掛丁に踏切が設置され、東西交通は確保された。しかし、年々貨物の取扱いが増え、開かずの踏切となったため、大正9年に宮城野橋が架けられた。橋の形から「X橋」と呼ばれ親しまれた。

f:id:kaze_no_toki:20210312160919j:plain

河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2021年3月9日掲載)

仙台クロニクル「仙台駅」⑥停車場前通(駅前通)

仙台市電開通により拡幅された停車場前通の風景が写された絵葉書。レンガ色の市電が走る奥(北方面)が花京院方面。自動車の後ろに写る帽子をかぶったような白い建物は、名掛丁入口にあった中川時計店。賑やかな駅前の様子が垣間見られる。

f:id:kaze_no_toki:20210304164255j:plain

河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2021年3月2日掲載)