風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

あれから6年スペシャル

昨日は、仙台市職員有志「TEAM仙台」さんの「あれから6年スペシャル〜仙台市職員の3.11体験を100年後の人たちへ」に参加。

リーダー柳谷さんのご挨拶から

私は震災後初めて口にしたものは何かを語り合う「3月12日はじまりのごはん」を担当させていただきました。
若手職員さんによる3.11体験朗読に始まり,「3月12日はじまりのごはん」WS、亜矢子さんによるサバメシ講座。お昼休憩を挟んで、語り部としもご活躍されている元閖上保育所所長佐竹悦子さんの講話へ。

若手市職員5人による体験記朗読からプログラムスタート
総勢80名による「3月12日はじまりのごはん」。
笑いも起きるなど、約20分間のテーブルセッションは終始賑やか。

中村さんもはじまりのごはんの体験を語る。「場違いだなぁ」
と仰ってましたが、いやいや、なんのなんの^_^

各テーブルから発表してもらう前に、まずは太田さんの
はじまりのごはんから。さすが、オチのつく巧みなトーク

震災後、初めて食べたものから当時の生活ぶりが浮き彫りに


最後は、常葉大学大学院の重川先生による特別講演「神戸市職員163人の証言」。データだけで評価する災害伝承には限界があり、災害体験者が何に悩み、苦労し、解決したのか、報告書からは読み取ることのできない“暗黙知”を明らかにし続けることが重要であるというお話でした。

数値や調査結果こそが災害記録!と偏重される中、こぼれ落ちそうな些細な体験をすくい取るという「災害エスノグラフィー」の考え方・手法は大変参考になりましたm(_ _)m

災害エスノグラフィーについて、重川先生によるご講演

由美さん、太田さん、柳谷さんをはじめとしたTEAM仙台の皆様。充実したプログラムに参加させていただきありがとうございました。次は7年スペシャルで。