1875(明治8)年に横浜で開業した金港堂は「教科書の金港堂」として定着し、仙台支店は明治20年から8年間営業した。営業部長だった藤原左吉氏が明治43年に大町4丁目で再び金港堂の旗を揚げ、国定教科書販売の傍ら販路を北海道まで拡げた。この土蔵の店舗は昭和20年に空襲焼失。昭和26年現在地に移り、仙台の老舗書店として親しまれている。(所蔵/風の時編集部 河北新報夕刊「仙台・あの日昭和の一葉」2019年7月23日掲載)
104年ぶりに復刊する「仙台アルバム」。仙台市内書店でご予約受付中です。500部 12,000円(税別)