1915(大正4)年に完成した木造二階建ての宮城県庁舎。仙台市全図が発行された昭和3年当時の庁舎がこれである。その後、1931(昭和6)年、ルネッサンス様式赤レンガ作りの庁舎が完成し、現庁舎まで約60年間親しまれた。
ちなみに、この二代目となる宮城県庁舎は昭和5年に解体され、塩竈市役所の庁舎として再利用されたようで、杉村惇氏の「塩竈市役所旧庁舎」という作品には、その庁舎が描かれています。
(河北新報夕刊「仙臺クロニクル 古地図と古写真で観る、原風景。」2020年6月30日掲載)
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