風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

「風の時」創刊10号のことをぼんやり考えてます。

次号創刊10号は7月13日(金)発行予定なので
まだまだ先の話ですが、ぼんやりと次号の輪郭を考えていたところです。



次号発行日は仙台七夕まつりの1ヶ月前ということも
あるので、全体的に七夕モノでいこうかと。

仙台七夕は、伊達政宗公の時代から今に受け継がれている
伝統の祭りだし、“仙台商人の心意気”を表すものでもあるし。

でも、最近“仙台七夕まつり”企画モノを考えててふとよぎる、
ちょっとした疑問もあるんです。

仙台七夕まつりの七夕飾りというのは各家や商店街が、
願いを込めながら飾りの準備をするという、本来の“星祭り”の
意味がもともとあったわけです。
その飾り付けに豪華さや名誉を求めた結果、業者に七夕飾りを
一括外注するという今の仕組みが出来上がってしまった…。

昭和21年、戦後焼け跡の東一番丁に商家の有志によって
52本の情緒ある笹飾りがたてられ見物人が涙したという事実…。
それから60数年、仙台商人の心意気という手作り感が
伝わってこないのはとても残念です。

仙台七夕まつり」=「地元仙台の人が楽しめない」
という理由が、実はそこにあるのかもしれないな、
などと考えていました。