風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

仙台四郎が描かれた「芭蕉の辻図」手ぬぐい、新発売

仙台の絵師 熊耳耕年(くまがみ こうねん)が描いた「芭蕉の辻図」をもとにした手ぬぐいを4月26日より発売開始します。

熊耳耕年が描いた「芭蕉の辻図」が手ぬぐいに

この作品は、芭蕉の辻の一角に店を構えていた老舗の仕立業・大澤屋の次男で、浮世絵師の熊耳耕年(くまがみこうねん)<1869(明治2)~1938(昭和13)>が、幼少時代の明治初期を思い起こして描いたもので、芭蕉の辻に軒を並べる大店のみならず、人力車に乗って日傘を差す女性、郵便配達夫、飴売りなどが描かれ、仙台一の賑わいをみせていた様子が描かれています。

1928(昭和3)年に開催された東北産業博覧会に出品され、日本画の部一等金牌賞を受賞した熊耳耕年の代表作です。(本作は、博覧会に出品された肉筆の「芭蕉の辻図」を元に、昭和30年に3枚続で起こされた木版画
現在、商売繁盛の福の神として知られる仙台四郎は熊耳耕年と交友関係にあったといわれており、本作にも建看板「人参龍眼肉円」左側に描かれています。


左端に描かれている「大澤屋」と暖簾の上がっているお店が、熊耳耕年の生家。(手ぬぐい接写)


子どもをあやしている浴衣姿の男性が仙台四郎。この絵柄をトリミングし、「仙台四郎アクリル・スタンド」として商品化しています。(手ぬぐい接写)


人力車に乗って日傘を差す女性、荷車を押す姿。仙台一の賑わいをみせていた芭蕉の辻の様子が描かれています。(手ぬぐい接写)

●価格/2,970円(税込)<手ぬぐいミニブック(英文対訳)付>
●お取扱い店/
こけしのしまぬき本店さん(022-223-2370)
瑞鳳殿さん(022-262-6250)
青葉城本丸会館さん(022-222-0218)

藩政期・明治期の仙台を知る手がかりとして、また仙台土産としてどうぞ。遠方の方は風の時編集部オンラインショップでもお求めいただけます。