【仙台の原風景を観る、知る】風の時編集部 公式ブログ

“仙台の原風景を観る、知る。”をテーマに、フリーペーパー「風の時」14刊を発行(2005年5月号~2008年7月号)。仙台の古写真集や藩政期~昭和時代の復刻地図、復刻絵葉書などを企画・発行。 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ○NPO法人20世紀アーカイブ仙台副理事長 ○3.11オモイデアーカイブ 主宰 ○ジモトアーカイブせんだい 代表理事

今年開園55周年を迎える八木山動物公園」(昭和40年)

 三居沢の子供動物園が手狭になったことから、1965(昭和40)年、動物100種で仙台市八木山動物園が開園。その後、サル山(1967年)や八木山球場跡地にはアフリカ園(1969年)、ゴリラ舎・は虫類館(1978年)などが段階的に園の整備が進められ、現在は約130種570頭の動物を飼育する東北最大級の動物園である。身近な動物園として市民に親しまれ、今年開園55周年を迎える。

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(写真/羽田喜作さん 所蔵/NPO20世紀アーカイブ仙台)

樹齢650年の名木「瞑想の松」

仙台に長く暮らしているにもかかわらず、恥ずかしながら初めて見た「瞑想の松」(大正地図では「一本松」と表記)。

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明治の文豪 高山樗牛がこの松の木の下で瞑想にふけったとされる、樹齢650年の立派なクロマツ。年明けからすすめてきた「仙台地図さんぽ」のまち歩きリサーチも残り8エリア、いよいよ終盤へー。

ペデストリアンデッキ設置前の現仙台駅舎(昭和53年)

開業して間もない6代目の現仙台駅および駅前の風景。歩行者通行専用の高架建築物ペデストリアンデッキはまだ設けられておらず、2階奥に飛び出ているひさしが現在の西口出入口にあたる。デッキが完成するのは3年後の1981(昭和56)年で、その翌年、新幹線が開通する。

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(写真/熊谷正純さん 所蔵/風の時編集部 河北新報夕刊「仙台・あの日昭和の一葉」2020年1月14日掲載)

2020年の「老壮大学」は八木山市民センターからスタート。

2020年の市民センター「老壮大学」は、今日の八木山市民センターさんからスタートでした。昭和30年代の八木山地域の写真を約10枚程度加え、市民センターの職員さん、そして80名を超える参加者の皆さんと一緒に楽しませていただきました。昭和39年に五色沼でスケートする写真から、お墓の花立を持ってきて竹スケートを作るエピソードは大盛り上がり(^_-) 皆様、お世話様でした。

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八木山市民センター3Fから、なんと太平洋も望めるという抜群なロケーション!

現役時代の蒸気機関車C601(昭和37年)

手前の蒸気機関車は、1969(昭和44)年より西公園に展示されている「C601」現役時代の姿。東北本線仙台以北、および常磐線の平(いわき)付近までは電化がされておらず、仙台で蒸気機関車牽引の列車は数多く見られた。
現在、写真後方の場所にはエスパル仙台東口駐車場ビルが建っている。仙台駅3番ホーム北端付近から撮影。

 

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(写真/熊谷正純さん 所蔵/風の時編集部 河北新報夕刊「仙台・あの日昭和の一葉」2020年1月7日掲載)

門前町から大年寺惣門を望む

木流堀から国道286号越しに大年寺を望むと、石段をやや登った平場の惣門まで一本道。国道286号で分断されて分かりにくいけれど、確かにここは大年寺の「門前町」だ。

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2020年 風の時編集部が取り組む商品

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
一年の計は元旦にあり、と言うことで風の時編集部15周年となる‪令和‬2年の抱負を。

今年は“昭和時代”の商品に取り組もうと考えていて、まず、『仙台地図さんぽ』第3段として、昭和39年と現在を見比べる今昔地図を制作します。
今夏2度目の東京オリンピックが開催されることから、最初の開催年である昭和39年(1964)当時の話題にもなることでしょう。その年、仙台市はどんな街並みで何があったのか、56年前と今を比べてまち歩きできる地図帳があったら楽しそう‼️ということで企画しました。今の住所表記になる直前でもあり、昭和30年代後半は、大正時代と現代とのほぼ中間の時代に相当するため、大正時代版との時代をつなぐ役割も持たせればと考えています。
ただ、昭和39年の地図をそのまま使用することはできないため、新たに地図を作るという今までにない作業からスタートしますので、気長にお待ちくださいませ。

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また、15年前に風の時としての初の出版物で、絶版後も根強く再版のリクエストがある昭和3年仙台市全図』もサイズアップして再復刻する予定です。

今年は災害の無い、平和な一年でありますように。また、皆様にとってよい一年でありますように。本年もご指導のほどよろしくお願いいたします。

 

大晦日の朝市へ

晦日の仙台朝市へ。お店を見渡すと酒に合う肴ばかり也(^-^) ナメタガレイは例年より手が届きやすい価格ですが、今年も生タコや塩辛、マグロを購入して、日本酒とともにお正月を過ごすことに 。

皆様、良いお年をお迎えくださいませー。今年一年大変お世話になりました。

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発売から6週連続1位の「安政補正改革仙府絵図(令和版)」(金港堂週刊ベストセラー)。

約160年前の藩政期に描かれたこの仙台城下絵図は、複製された資料しか現存していませんでしたが、関連資料から厚緜広至氏が絵図を再現。安政の古絵図が令和の時代によみがえりました。安政補正改革仙府絵図(令和版)」は、仙台市内書店または楽天市場で好評発売中1,500円(+税)→ https://item.rakuten.co.jp/kazenotoki/10000016/

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約半世紀にわたり、県民に愛された2代目の宮城県庁舎(昭和61年)。そして宮城県美術館に思う。

昭和6年に竣工したこの2代目宮城県庁舎は、昭和天皇即位記念事業として、1931(昭和)6年に建設された。
左右対称と調和を重視したルネッサンス様式の美しい赤レンガ作りだったが、老朽化を理由に1986(昭和61)年に解体された。3代目となる現庁舎はその3年後の1989(平成元)年に落成。前庁舎の頂塔のみ庁舎正面に置かれている。

(写真/佐藤昭八郎さん 所蔵/風の時編集部 河北新報夕刊「仙台・あの日昭和の一葉」2019年12月24日掲載)

 

-----(追記)-----
宮城県内&仙台市内の建物は、歴史的価値を生かすよりも効率と経済が優先されてきた。昭和61年に解体されたこの「宮城県庁舎」、平成18年「農林中金仙台支店」、平成20年「東仙台政府倉庫」。そして今度は、改築で進んでいた築38年の「宮城県美術館」に突如移転新築案が浮上した。
「いずれは建て替える必要がある。今やるか、20年先にやるかの議論だ」と述べる県知事。効率ばかりが優先され、あまりに性急な議論に県民からの想いはどこへやら。急がなければならない他の理由があるのでは?と勘ぐられても仕方がない。また、県民は“理解を求められている”ようであるが、どうか先人を、そして歴史を大切にするまちであって欲しい。素晴らしいまちなみ、風景、建物が、本や映像だけではなく、実物で見せられる、そんな宮城県仙台市であって欲しい。

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(撮影/佐藤昭八郎さん 所蔵/風の時編集部 河北新報夕刊「仙台・あの日昭和の一葉」2019年12月24日掲載)