風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

仙台クロニクル「 国分町(こくぶんまち)」①

奈良時代、木ノ下に陸奥国分寺が創建され、その一帯を国分氏が領有していたが、仙台開府に伴い、木ノ下付近に住んでいた町人などを奥州街道の芭蕉の辻から北側に移し「国分町(こくぶんまち)」とした。当初、通りの東側に10軒、西側に9軒の商人屋敷が置かれ…

仙台クロニクル「芭蕉の辻」⑤ 七十七銀行本店

1878(明治11)年第七十七国立銀行として大町一丁目で営業開始。写真右側は1903(明治36)年に芭蕉の辻東北角に新設された七十七銀行本店。その後、芭蕉の辻西南角、東二番丁広瀬通角を経て、1977(昭和52)年、現在の東二番丁青葉通角に移転した。 (河北新…

南三陸町で3.11定点撮影

まち全体が嵩上げし、道路や建物が新設されたまちで定点撮影するには、稜線、島の形や向き、震災遺構など残された建物、そして地元の方々の記憶だけが頼りです。畑仕事されていたご夫婦、魚屋さん、海苔屋さん、和食屋さんなど、皆さんのおかげで南三陸町の…

『仙台クロニクル 次代に残したい、昭和の仙台』11月下旬発売

河北新報夕刊「仙台・あの日」に5年間連載してきた昭和30-50年代の写真を中心に、昭和24年から平成2年まで仙台中心部を写したカラー・モノクロ写真109点を掲載した写真集です。また、戦後の昭和20年~昭和64(平成元)年まで約半世紀の国内外・仙台の主な出…

仙台クロニクル「芭蕉の辻」④ 共済生命保険株式会社仙台支店

四隅に建っていた城郭式楼櫓は火災で北西角の一つだけとなり、大正時代に共済生命保険会社が取得。1928(昭和3)年発行の同社記念絵葉書には「由緒深き建物を破却するは仙台の一名所を失う所以である」と記され、大改修を施し活用したことが分かる。 (河北…

仙台クロニクル「芭蕉の辻」③ 仙台市電・芭蕉の辻線

1928(昭和3)年に開催された東北産業博覧会に合わせ、実業家八木久兵衛らの献金により、南町通から芭蕉の辻まで延長約300メートルの仙台市電「芭蕉の辻線」が開通した。太平洋戦争の金属類回収令により、1944(昭和19)年にレールが撤去された。 (河北新報…

月一のぶっつけ本番ラジオ「トーク&トーク」

10月6日(火)月一でお世話になっている鈴木 悦子さんのラジオ番組「トーク&トーク」の日。今日は8年ぶりに再開した3.11定点撮影について。「ここにずっと住んでると、震災直後はどいなんだったか、ここに何があったかも忘れでんだわ」「あん時の写真か。懐…