風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和29年の名掛丁歳末福引き抽選会

昭和20年代最後の年の瀬。「千円札つかみどり」の表示の前に人だかりができている。ウールのコートを着込んだ男たちの背には、戦後10年目に入ろうとする暮らしの安定がにじみ出ている。昭和29年撮影。 (撮影/阿部幹夫さん 所蔵/風の時編集部 河北新報夕刊…

【つながる、つなげる、ローカルメディア】

1月21日(土)、“よそ者”と“地元の人”が一緒になって“まち”を編集することの可能性について考える「つながる、つなげる、ローカルメディア」。 入場無料ですが事前にお申し込みが必要です。会場はこのような教室でやや懐かしい感じで催します、お気軽にどう…

政宗公が造った仙台城本丸の櫓

仙台市博物館の企画展「戦国の伊達 政宗の城 仙台の町」に展示されている現存最古の仙台城絵図「奥州仙台城絵図」は、傷みが進んでいることから、しばらく見ることができくなるとのこと。会期もあとわずか。27日(火)までですので、お見逃しなく。 博物館ミ…

これは見ておくべき「震災と暮らし」

公的施設と市民、それをつなぐメディアテーク(わすれン!)協働の震災関連展示「震災と暮らし」。 被災現場・遺物を強烈に見せるだけではなく、第三者的に遠くから離れてみる目線や、ぐっと近寄って自分事にして見せる工夫がなされている。なんというか、時…

東日本と熊本「震災の中の市民生活」

最大震度7という未曾有の大震災を経験した、東日本と熊本。 東日本大震災の死者・行方不明者が約1万9千人であるのに対して熊本は約50人。建築物の全壊・半壊は約40万戸に対して熊本では約4万戸。この数字だけを見れば、東日本大震災と熊本地震の被災規模の違…

名掛丁入口の電飾看板

昭和30年8月に完成した高さ17メートル、幅22メートルの大アーチ。歳末売出し「千円札つかみどり」の看板のわきには、通りにあった浅見酒店がつくっていた「龍冠」の看板も下がる。 (撮影/佐藤昭八郎夫さん 所蔵/風の時編集部)河北新報夕刊「仙台・あの日…

楽天市場に「風の時編集部」ショップオープン!

2016年12月16日、楽天市場に「風の時編集部」のお店ができました。 宮城県外のお客様やお近くに取扱書店がない場合、今までは郵便局での「払込取扱票」での取り扱いのみで、即購入したいという方やカード決済を希望する方にはご不便をおかけしておりましたが…

「奥州仙台城絵図」でしか見ることができない政宗公の造った城

仙台市博物館の企画展「戦国の伊達 政宗の城 仙台の町」でも展示されている、仙台城と城下町の姿を描いた現存最古の絵図「奥州仙台城絵図1645(正保二年)」復刻版、好評発売中です! 藩祖伊達政宗公が造った仙台城。 しかし、本絵図製作の翌年(正保3年)、…

記憶に残るウォームツーリズム

昨日の「きょうは市バスに乗って、荒浜へ。」は、かつての町並とそこに住む人々の想い出を共有する「ウォームツーリズム」をめざす、いかにも3.11オモイデツアーらしいツアーを催すことができました。 5年9ヶ月目の月命日を、120名という大勢の参加者で盛大…

「仙台まちあるき」シリーズ発刊にあたり

伊達政宗生誕450年記念 「仙台まちあるき」シリーズ発刊にあたり 東日本大震災後、自分が住んでいる土地が、かつて、どんな土地で何に使われていたのか調べたいという問い合わせが相次ぎました。三陸沿岸部の津波被災エリアに加え、関東地方でも千葉県などが…

昭和32年頃の雨の青葉通

道路向こう側の丸光には「新館増築記念大売出」の看板。この年、丸光は8階建てになった。歩く人の中には、番傘をさす人や手ぬぐいにもんぺの行商人の姿も。 (撮影/阿部幹夫さん 所蔵/風の時編集部)河北新報夕刊「仙台・あの日 昭和の一葉」(2016年12月…

「奥州仙台城絵図<正保2年/1645>」雑感

【「奥州仙台城絵図」雑感】 「仙台地図さんぽ(江戸時代版)」完成前から仙台市博物館さんと幾度も打合せを重ね、この度、「奥州仙台城絵図」復刻版が完成しました。風の時編集部としては29作目の商品を、仙台市博物館さんと共同で、しかも古絵図・地図の復…

「見続ける」という関わり方

2016年11月、神戸大学院の先生の招きで、阪神・淡路大震災と東日本大震災というふたつの大災害を、神戸市、岩手県大槌町、宮城県仙台市で定点撮影を行う事例紹介とトークセッションに参加した。 テーマは「なぜ撮りためるのか」。 このテーマは、神戸大学院…

「奥州仙台城絵図1645(正保2年)」12月10日(土)発売開始

仙台市博物館様とのコラボ企画「仙台まちあるきシリーズ」絵図・古地図復刻の第一弾となる「奥州仙台城絵図1645(正保二年)」が完成しました。 完成した「奥州仙台城絵図1645(正保二年)」 本絵図は、正保二(1645)年に幕府に提出されたもので、伊達政宗…