風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

薄い建物には訳がある

この「薄建物件」はイイですねぇ^^ 建物をひとつ隔て左と右で約350年の差なので、1メートルあたり150年くらいでしょうか。藩政期には大店が軒を並べていた大町通(左)と戦後新設された青葉通。まさに「薄い建物には訳がある」なのです。

川崎市で「3月12日はじまりのごはん」

昨日、神奈川県川崎市の大山街道ふるさと館で行われた「第8回高津区防災ネットワーク会議」で、市民が撮った震災記録から分かることについて講演する機会をいただきました。テーマは【3月12日はじめて食べたごはんはなに?災を防ぐジブンゴト】。 発災直後、…

【定点撮影/大正時代の仙台停車場と現在】

親戚の家にいる感がハンパない^ ^ 本日より!!

本日から宮城野区文化センターではじまる「あなたのオモイ それぞれのカタチ」に3.11オモイデアーカイブでは「見る、聴く、話す。それぞれの3.11(こたつで話しましょ)」として、展示させていただきます。 テーマは「共感できる、ダレもが語りたくなる3.11…

中心地の芭蕉ノ辻(昭和25年)

戦前は白亜の城郭風建物とルネサンス式洋館が建ち並び、市内名所のひとつとなっていた芭蕉ノ辻。戦後は保険会社(左)と日銀仙台支店(右)が、それぞれ仮社屋を設けた。左奥の白い建物は富国生命ビルで、この頃は米軍に接収され「宮城軍政府」になっていた…

覚性院丁(かくしょういんちょう)

土橋通から石切丁・八幡町に通じるまち。京都醍醐報恩院の末寺であった覚性院を、1642(寛永19)年に国分盛重(こくぶんもりしげ)の子、実永が現在の東六番丁小学校の地に再興した。 その後、東照宮造営の時に敷地が御仮宮となったため、1655(明暦元)年に…

旧暦で風の時の新年会

美味いもつ鍋と蒼天伝でごきげんー♩ 大正時代に仙台初の詳細地図を作った琴田氏や、200ページもの写真集を編んだ白崎氏。2人はそれ以前には無かったものを創作した開拓者であり、明治時代と昭和時代を繋ぐ通訳者でもあったーそんな彼らへのリスペクト大会に…

定点撮影/70年前と現在の南町通り

定点観測撮影は、まちがどのように変化してきたのかを同じ場所で写し残す記録。写し撮られた“写真”そのものの価値だけではなく、同じ場所で写すからこそ“気付く”伝え方もある。

長泉寺横丁(ちょうせんじよこちょう)

連坊小路元茶畑の宮城県仙台第一高等学校から北の新寺小路に通じる道。長泉寺は松音寺の末寺で、伊達政宗公が仙台城築城の際に青葉山から新寺小路に移したと言われ、かつてはこの通りの西側に長泉寺があった。明治21年、連坊小路にあった松音寺と合併し、こ…

「仙臺アルバム」今夏、104年ぶりの刊行。

「仙臺アルバム」は大正4年に発刊された170ページの写真集で、現存するのはわずか数冊。 名所旧跡はもちろん、学校や役所、企業、店なども住所入りで紹介されている写真集です。(宮城県庁、仙台市役所、仙台停車場、東北帝国大学、第二高等学校、七十七銀行…

天満宮の境内は春の香り

市役所、県庁の勾当台一帯(昭和25年)

中央縦の勾当台通を挟み、左に仙台市役所、右に宮城県庁。戦災を免れた庁舎が並ぶ。1949(昭和24)年には、県庁の左隣に二階建ての宮城県中央図書館が建てられた。この頃、勾当台公園はまだ野原のままで、仙台のシンボルとなるケヤキ並木の定禅寺通の姿もま…

連坊小路(れんぼうこうじ)

陸奥国分寺が隆盛の時代、門前から塔頭(たっちゅう)が連なり二十四坊あったことからこの名が付いたが、藩政時代には御足軽や御小人の住む場所となった。連坊小路は五橋から木ノ下までの長い町で、明治20年に鉄道が町を横切り、線路から西を上連坊小路、東…

楽楽楽(ららら)ホールで「古地図と写真(絵葉書)で楽しむ100年前の仙台」

「仙台明治青年大学」は、老壮大学の修了生たちが“老壮大学の大学院のようなものを”という希望から、昭和41年に開校したそうです。平均年齢77歳の学生の皆さんが企画から運営まで行う、シニアによるシニアのための大学。。 今日はその「仙台明治青年大学」で…

2月22日〜24日「見る、聴く、話す。それぞれの3.11(こたつで話しましょ)」

宮城野区文化センターで開催される「あなたのオモイ それぞれのカタチ」のパンフレットが届きました。 3.11オモイデアーカイブでは、2F通路を会場に、「見る、聴く、話す。それぞれの3.11(こたつで話しましょ)」として参加させていただきます。 海辺の図書…

7年11ヶ月の月命日

またざわつくひと月がやってきた。数年前「まだ震災のことやってるの?」という言葉にムキになった事もあったけれど、今なら「ええ。まだやってますよ」と答えられる。誰かと何かと比べることなく、自分たちのペースで8年目の3月11日を迎えたい。

今年、20世紀アーカイブ仙台は設立10周年

おかげさまで、NPO法人20世紀アーカイブ仙台を設立して今年10周年になります。この10年間で集まった写真や映像などの資料を皆様にご覧いただく記念イベントを、今夏、開催することになりました。3社が集まったからこそ出来たこと、諸々披露できればと。どう…

「薄い建物には訳がある」

原町本通りと国道45号の合流する 坂下交差点付近。

仙台の主要道だった頃の南町通(昭和25年)

1933(昭和8)年から約30年間「多門通」と名乗った南町通。手前の電車は新鋭のボギー車で輸送力を大幅に増やし、時代は市電全盛へと進んでいった。南町通には市電の停留所が3ヶ所もあり、乗降客も多く戦前から仙台の有名な繁華街だったが、戦後北側に新設さ…

鈴木悦子さんのラジオ番組「トーク&トーク」

月一でお世話になっているパーソナリティ鈴木悦子さんのラジオ番組「トーク&トーク」今日12時〜、17時〜放送です。 今日は仙台市制130周年記念企画として考えている「仙台アルバム」復刻版についてお話しをさせていただきます。お時間があれば聴いてくださ…

立春。榴岡天満宮の梅が一気に咲き出した。

宮城県内4つの日和山関係者が一堂に「日和山サミット」

昨日、中野ふるさと学校&中野ふるさとYAMA学校さんの公開授業が催されました。 午前は理科と社会の2科目。給食を挟んで午後は宮城県内4つの日和山(蒲生、閖上、塩竈、石巻)の関係者が集い、日和山の歴史や震災復興のシンポルなどを語るというミニ・サミッ…

東街道(あずまかいどう)

「東街道」は「みちのく」と「やまと」を結ぶ重要な街道で、江戸時代に奥州街道が整備されるまで主要道として利用されていた。 宮城県内では古代の史跡と伝説に富む名取平野西の山裾を通り、宮城野を経て陸奥の国府に至る街道を言う。 仙台では、木ノ下の西…