2016-01-01から1年間の記事一覧
昭和20年代最後の年の瀬。「千円札つかみどり」の表示の前に人だかりができている。ウールのコートを着込んだ男たちの背には、戦後10年目に入ろうとする暮らしの安定がにじみ出ている。昭和29年撮影。 (撮影/阿部幹夫さん 所蔵/風の時編集部 河北新報夕刊…
1月21日(土)、“よそ者”と“地元の人”が一緒になって“まち”を編集することの可能性について考える「つながる、つなげる、ローカルメディア」。 入場無料ですが事前にお申し込みが必要です。会場はこのような教室でやや懐かしい感じで催します、お気軽にどう…
仙台市博物館の企画展「戦国の伊達 政宗の城 仙台の町」に展示されている現存最古の仙台城絵図「奥州仙台城絵図」は、傷みが進んでいることから、しばらく見ることができくなるとのこと。会期もあとわずか。27日(火)までですので、お見逃しなく。 博物館ミ…
公的施設と市民、それをつなぐメディアテーク(わすれン!)協働の震災関連展示「震災と暮らし」。 被災現場・遺物を強烈に見せるだけではなく、第三者的に遠くから離れてみる目線や、ぐっと近寄って自分事にして見せる工夫がなされている。なんというか、時…
最大震度7という未曾有の大震災を経験した、東日本と熊本。 東日本大震災の死者・行方不明者が約1万9千人であるのに対して熊本は約50人。建築物の全壊・半壊は約40万戸に対して熊本では約4万戸。この数字だけを見れば、東日本大震災と熊本地震の被災規模の違…
昭和30年8月に完成した高さ17メートル、幅22メートルの大アーチ。歳末売出し「千円札つかみどり」の看板のわきには、通りにあった浅見酒店がつくっていた「龍冠」の看板も下がる。 (撮影/佐藤昭八郎夫さん 所蔵/風の時編集部)河北新報夕刊「仙台・あの日…
2016年12月16日、楽天市場に「風の時編集部」のお店ができました。 宮城県外のお客様やお近くに取扱書店がない場合、今までは郵便局での「払込取扱票」での取り扱いのみで、即購入したいという方やカード決済を希望する方にはご不便をおかけしておりましたが…
仙台市博物館の企画展「戦国の伊達 政宗の城 仙台の町」でも展示されている、仙台城と城下町の姿を描いた現存最古の絵図「奥州仙台城絵図1645(正保二年)」復刻版、好評発売中です! 藩祖伊達政宗公が造った仙台城。 しかし、本絵図製作の翌年(正保3年)、…
昨日の「きょうは市バスに乗って、荒浜へ。」は、かつての町並とそこに住む人々の想い出を共有する「ウォームツーリズム」をめざす、いかにも3.11オモイデツアーらしいツアーを催すことができました。 5年9ヶ月目の月命日を、120名という大勢の参加者で盛大…
伊達政宗生誕450年記念 「仙台まちあるき」シリーズ発刊にあたり 東日本大震災後、自分が住んでいる土地が、かつて、どんな土地で何に使われていたのか調べたいという問い合わせが相次ぎました。三陸沿岸部の津波被災エリアに加え、関東地方でも千葉県などが…
道路向こう側の丸光には「新館増築記念大売出」の看板。この年、丸光は8階建てになった。歩く人の中には、番傘をさす人や手ぬぐいにもんぺの行商人の姿も。 (撮影/阿部幹夫さん 所蔵/風の時編集部)河北新報夕刊「仙台・あの日 昭和の一葉」(2016年12月…
【「奥州仙台城絵図」雑感】 「仙台地図さんぽ(江戸時代版)」完成前から仙台市博物館さんと幾度も打合せを重ね、この度、「奥州仙台城絵図」復刻版が完成しました。風の時編集部としては29作目の商品を、仙台市博物館さんと共同で、しかも古絵図・地図の復…
2016年11月、神戸大学院の先生の招きで、阪神・淡路大震災と東日本大震災というふたつの大災害を、神戸市、岩手県大槌町、宮城県仙台市で定点撮影を行う事例紹介とトークセッションに参加した。 テーマは「なぜ撮りためるのか」。 このテーマは、神戸大学院…
仙台市博物館様とのコラボ企画「仙台まちあるきシリーズ」絵図・古地図復刻の第一弾となる「奥州仙台城絵図1645(正保二年)」が完成しました。 完成した「奥州仙台城絵図1645(正保二年)」 本絵図は、正保二(1645)年に幕府に提出されたもので、伊達政宗…
11月26日(土)の「100年前の奥州街道を巡る」で、久しぶりに河原町〜南材木町〜穀町〜南鍛治町〜荒町の旧奥州街道コースをご案内。木村浩二さんのような流ちょうなガイドはとてもマネできないので^ ^ふたつの「仙台地図さんぽ」と大正時代に発行された絵葉…
昨夜は「メディア一次産業化宣言!地元で地道に耕す法」セッション0をうけ、もっとお話しをしたくなったという方、当日参加できなかったけれど話しを聴いてみたいという方たちと、語る会。 まず、最初の30分程度、佐藤からセンダイ座やオモイデツアーについ…
数日後の“もしもの地震(本震)”に備え、今日はもう一度備蓄品を確認。もちろん、地震が起きずに準備が空振りになるのは大歓迎なわけで、その時はそのまま日常備蓄にすれば良い。自然を畏れつつも人にできるのは備えだけ。 詳細は→「東京防災」
M7.3最大震度5弱。 七北田川に設置されている近所の防災無線も「津波注意報」を知らせる。それにしても、アナウンサーはもっと冷静に地震&津波情報を伝えた方が良い。感情昂って伝えられると身体が硬直する。 その後、七北田川の防災無線。宮城県沿岸部が「…
プロジェクトを共催するわすれン!さんと考えた【みつづける、あの日からの風景】という公開サロンのタイトルは、2012年5月第一回公開サロンから使っていて、「東日本大震災」「定点写真」「記録」という言葉がひとつも入っていないにも関わらず、“3.11から…
11月4日に行ったセッション0「メディア一次産業化宣言!地元で地道に耕す法」。 聴講されて喋りたくなった ^ ^ という方、当日は行けなかったけれど聴いてみたいという皆様へ! 「写真や映像などのアーカイブ素材をうまく使いながら、なにか楽しめる“場”を…
仙台市博物館様とのコラボ企画「仙台まちあるきシリーズ」第一弾を来月発行しますが、シリーズの一環としてアイテム数が増えた時に発行年をより具体に示した方が分かりやすく使いやすいのでは?ということから、西暦をアイキャッチに取り入れたパッケージ・…
いつも「3.11オモイデツアー」でお世話になっている「荒浜再生を願う会」さんの拠点「里海ロッジ」が再び完成しました!! 昨年10月、放火による全焼から1年掛け、貴田喜一さんが荒浜の居場所作りのために私費を投げ打って完成させたのがこの「里海ロッジ」…
11月12日(土)、阪神・淡路大震災の神戸市、東日本大震災の岩手県大槌町、宮城県仙台市で定点撮影活動を行う活動事例を紹介する機会をいただいた。 神戸大学院の近藤先生の招きで行われたこのトークセッションのテーマは「なぜ撮りためるのか」。 この問い…
昭和4年に造られた旧二葉小学校をそのまま活用した「ふたば学舎」。地元住民が立ち上げたNPOが、市から指定管理を受けその運営にあたっており、施設には教育、環境など教室単位で様々なテナントが入る。 その中のひとつ「神戸アーカイブ写真館」を見学。市広…
仙台市博物館様とのコラボ企画として「仙台まちあるきシリーズ」絵図・古地図復刻版を製作・販売することになり、その第一弾「奥州仙台城絵図(正保二年)」を来月より発売いたします。 本絵図は、正保二(1645)年に幕府に提出された現存する最古の仙台城下…
今年度最後の「3.11オモイデツアー」は市バスを貸しきり、震災前と同じ運行ルートで“深沼海水浴場”停留所まで向かうツアーを企画しました。 偽バス停制作者の佐竹さんのアイディアをそのままカタチにした、地元荒浜のに皆さんにも(こそ)楽しんでいただきた…
メディアテークさんのご紹介で、京都造形芸術大学教員 村松 美賀子さんに、地域&震災アーカイブ活動について取材していただきました。一緒に掲載されている北野央さん、小森はるかさん、瀬尾夏美さん、詩人の武田こうじさんなど、様々な視点で捉えられた記…
昨日の「3.11オモイデツアー」は芋煮会日和。 とっても美味しい芋煮と、日本一低い山日和山登山&まち歩き、セイタカアワダチソウ投げ世界選手権 ^ ^ など、たくさんの蒲生の思い出ができました。が、なんと言っても会心の出来は「オモイデ語る会」(^_-) 中…
そのまち、その地域、その人が知っている知識と知恵。当たり前すぎて見向きもされなかったことが、実はとんでもない宝物だったら。そこに気付くために必要なのは何だろうー? 11月4日サポセン5F交流サロンで開催されたセッション0には約50名が参加 地元を地…
せんだいメディアテークさんとの協働事業「3月12日はじまりのごはん」をベースに、ミヤギテレビさんが製作した報道番組「震災はじまりのごはん〜あの日、何を食べましたか〜」。昨年暮れに放送して話題になったこの番組が、今夜11月3日(木・祝)深夜2時54分…