風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「3.11定点撮影パネル2011-2021(仮)」

震災後の10年間、気仙沼から岩沼まで定点撮影した記録写真を、たくさんの方々に観てもらえるように、図書館、書店、市役所、町役場、公民館、市民センターなどを会場に「3.11定点撮影パネル2011-2021(仮)」公開展示したら良いだろうな。

仙台クロニクル「仙台駅」② 二代目仙台駅舎

昭和初期の仙台駅および駅前の風景が写された絵葉書。左側の建物は1894(明治27)年に建てられた、木造二階建切妻屋根の二代目仙台駅。その後、数回わたり改修され、戦災で焼失。右側には1926(大正15)年に開通した仙台市電の車両が写る。 (河北新報夕刊「…

『仙台クロニクル』あとがき 【次代に残したい、昭和の仙台。】

明治100年にあたる1968年(昭和43)年頃、「明治は遠くなりにけり」という言葉が流行りました。また、「ひとつ前の世代は垢抜けしないが、ふたつ前の世代にはロマンを感じる」とも良く言われます。ひとつ前は「平成」、そして「昭和」はふたつ前の時代。令和…

【仙台クロニクル掲載写真】「東京オリンピック開幕直前の仙台駅前 (昭和39年)」

東京オリンピックが開幕する6日前の1964(昭和39)年10月4日に撮影された仙台駅前の写真。日曜日とあって、歩道には大勢の行楽・買い物客の姿が見える。丸光デパートには大きな東京オリンピックのポスターが飾られている。その左下のキリンビールの看板には「…

【仙台クロニクル掲載写真】「三越屋上から見た宮城県庁と勾当台公園 (昭和37年)」

中央に見える白とだいだい色の調和が美しい赤れんが造りの建物は、1931(昭和6)年に完成した旧宮城県庁舎。約55年使われ、1986(昭和61)年に解体、跡地に現庁舎が建つ。左端の木造2階建ては旧宮城県図書館。現在、県議会議事堂がある場所で、1949(昭和24…

仙台クロニクル「仙台駅」①

1887(明治20)年12月15日、日本鉄道会社によって現JR東北本線の上野~仙台~塩竈間が開通。仙台駅は、当初、榴ヶ岡に作られる予定だったが、繁華街から遠隔地であるという理由で在仙の有力商人らが反対し、東六番丁の現在地に移された。1891(明治24)年に…

2021年1月14日の河北新報朝刊で『仙台クロニクル』を紹介していただきました

河北新報 夕刊「仙台・あの日」に5年間連載されていた昭和30-50年代の写真を中心に、赤れんがの宮城県庁舎や藤崎前の若いケヤキ並木の青葉通、木造二階建ての仙台駅舎など、昭和24年から平成2年まで109点の写真を掲載した『仙台クロニクル』。2021年1月14日…

仙台クロニクル「大町・大町一丁目~五丁目」②大町五丁目

この絵葉書は、藤崎百貨店付近から仙台駅方面を写したもの。撮影場所の大町五丁目は油の専売権を与えられた御譜代町で、現在はマーブルロードおおまち商店街となる。商店街の中ほど大町五丁目新丁角には、「大町五丁目始元之地」石碑が立つ。 (河北新報夕刊…

2020年「3.11定点撮影」を終えて

昨年9月から12月にかけ、宮城県沿岸部全域を2015年以来5年ぶりに、14市町を定点撮影で巡ってきました。この定点撮影中、特に印象深かったのが、地元の方々が震災後の写真をご覧になった時の「ここにずっと住んでると、震災直後はどいなんだったか、ここに何…

明けましておめでとうございます

新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。 年明け早々に嬉しい出来事がありました。金港堂さんの週間ベストセラー(2021年1月3日付)で『仙台クロニクル』が1位、『仙臺六図』が2位にランクインしました。年末年始にお買い上げいただ…

仙台クロニクル「大町・大町一丁目~五丁目」①

伊達家にお供して仙台に移ってきた「御譜代六町」の筆頭「大町」(おおまち)。仙台開府の際に、仙台城大手門の真正面に配置された。当時は大町、そして東二番丁角まで大町一丁目~五丁目と五つに割られ、それぞれ、古着、木綿、呉服、小間物、油の問屋とし…