フリーペーパー「風の時」は、2年半前の2005年春に
創刊した。一貫して“保存されるフリーペーパーづくり”を
めざして製作してきたが、ちょうど創刊して間もなく、ある方に
“フリーペーパーの量・質で、
その街の元気さや文化度が分かるんですよ。
ちょうどバロメーターのようなもんです”と言われたことがあった。
以前、コンビニの出店余力規模などが、街の元気さを計る目方だ
と聞いたことがあったので、それがフリーペーパーでも計れるという
のはちょっとした驚きだった。
さて、我が街、仙台ではどうだろうか。
この2年間を見ても数多くのフリーペーパーが相次いで創刊されてきた。
確かに数値に表される「量」は、仙台にも勢いがある。
既刊・新創刊のフリーペーパーの中にも素敵なものは、もちろんあるし、
こんな取材&誌面はできないな、と感心するものもある。
しかし、大方のフリーペーパーの中身にはやはり疑問が残る。
何の記事かと思えば、記事体広告中心で企業・商品のPRばかり。
ディスプレー広告も、がっちり目立てば良いとばかりに
派手な演出合戦で肝心の本文は度外視…。
広告収入があってのフリーペーパーゆえに、ある程度は仕方ない
とは思うが、なんのための“情報提供”で、誰に見てもらうための
“情報提供”なのかが、なかなか伝わってこない。
チラシの集合体みたいなゴミ箱直行ポイ捨てフリーペーパーは、
もう要らないのじゃないかな。
第一、環境にも優しくないし。
東北地方内だけで見てみても、他県(特に盛岡や山形)の方が
どうもレベルが高そうだ。
風の時公式HP↓コチラ