「母べえ」は昭和15?16年の東京が舞台。
第二次世界大戦開戦直前という時代の、
家族愛が描かれた映画。戦争という暗雲が立ちこめて
くる昭和15?16年。危うい情勢に向かう日本ですが
戦争のリアルな表現がほとんどないのは、男社会の
目線で捉えた映画ではなく、あくまで「母べえ」の目線
だからなんでしょうね。むしろ悲しさは伝わってきますが。
昭和16年12月8日真珠湾攻撃による戦争突入。
その夜、佳代(吉永小百合)が娘達に語るシーンが
あるのですが、これが涙腺を壊すんですよね…。
戦前の「母べえ」と、戦後の「ALWAYS 三丁目の夕日」。
続けて観てみるのもいいかもしれません。
ちょっと話は変わりますが、
「母べえ」のパンフレットもとても良いです。
インタビューや撮影日記など、読みごたえが
ありますし、フォントの使い方やマージンなど
シンプルな作りにも大変好感が持てます!
なんと言っても紙のにおいが良いです(笑)
1部800円でこの内容!お買得ですね。