1月28日?29日未明にかけて行われた
青葉通りのケヤキ伐採跡を見てきました。
地下鉄東西線建設工事で影響を受ける
44本のうち、27本を伐採、17本を移設する
予定なのだそうです。
移植費用問題は新聞でも大きく取り上げられ
例の“ケヤキの精”発言は、全国的にも
有名になったけれど、ずいぶん前のような気もしますね。
青葉通りと国分町通りの交差点側の
ケヤキが全部で4本切られており、
切り株のまわりには「立ち入り禁止」の
ロープが張られていました。
東西線開通に伴う、ケヤキの伐採か移植かで
意見は二分したけれど、私はどちらが良かったのか
わかりません。
ただひとつだけ私が分かることは、
途中から“移植”か“伐採”かという論争になり、
当のケヤキの果たしてきた役割が語られなくなった
ことです。ケヤキは戦後復興のシンボルであることは
もとより、杜の都のシンボルでもあり、お祭りや四季の
移ろいにも大いに市民を愉しませてきた存在で
あったはずです。
金勘定だけの移植、伐採論争では、ケヤキも
「戦後自分が果たしてきた役割はなんだったの?」と、
悲しくなっているのではないでしょうか?
誰の仕業なのかわかりませんが、
切り株の隣の“怒った目のケヤキの精”が
印象的な今日の青葉通りでした。