調べ物であちこちの小・中学校のHPを見ていると
気になるのが“児童(生徒)の写った写真”の扱い方。
学芸会や運動会、クラス発表、地域清掃など
学校行事はたくさんありますが、そこに写る
児童(生徒)の顔部分だけボカシが入ったHPを
見かけることがあります。
私にはどうにも週刊誌の事件記事のように見えてしまい、
学校の公式HPとしては違和感を感じます。
世知辛い世の中、何か良くないことを考える人に
使われたら困るのも分かりますし、写真ひとつで
何らかの事件に巻き込まれるかも?と考えたら
予防処置として細工したくなる気持ちも分かります。
でも、児童の顔にボカシを入れるくらいならば子どもの
顔写真を使わない方が良いのではないでしょうか?
校舎全体、活動全体風景、団体での写真、
バックショット、手元・足元、行事に使う道具…
使おうと思えば使える写真は他にもあるはずです。
HPそのものは広く公開される(個人)メディアである性質を
持つことを考えれば、どこのだれが見るかわからない
ものです。第三者に見せて大丈夫だと判断するものは
掲載し、判断に迷うものは掲載しない。
顔写真にボカシを入れるくらいなら、そんなガイドラインを
引いたHPの運営の方がシンプルでわかりやすいように
思えるのですが、いかがでしょう。