風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

[]昭和24年仙台市地図、復刻作業中。

昭和24年元祖仙台懐古観光地図[復刻版]
市内書店にて2008年9月25日発売予定。
簡易パッケージ廉価版、840円(税込)。


1945(昭和20)年7月の空襲で壊滅的な状態となった仙台。
戦後、青葉通や広瀬通が整備され、復興を遂げる市制60周年を迎えた
昭和24年
日本交通公社(現JTB)が観光にポイントをおいて製作した
昭和24年の仙台地図を完全復刻します。


↑地図面の仙台駅中心(拡大)。市電が全線開通

↑観光情報面に掲載されているの市中心部。映画館情報も

昭和24年当時の仙台は、人口322,029人で現在のほぼ3分の1。
地図発行の前年の1948(昭和23)年は、仙台市電原町線が
完成して全線開通し、東二番丁小学校が戦災復興の新校舎落成、
地方競馬の開催指定市となりました。

地図が発行された1949(昭和24)年、仙台は市制施行60周年
という記念すべき年で、仙台の街もようやく近代的都市の姿が
整い始めてきました。この年、「仙台復興祭グランド・フェア」が西公園で
開催され、県中央図書館の新築や新制大学4校が開設、榴ヶ岡野外
音楽堂、晩翠草堂が完成するなど、荒廃から復興へ仙台が大きく前進し、
市民生活に文化の息吹が与えられました。

この「昭和24年元祖仙台観光懐古地図[復刻版]」では、戦後復興を
遂げる当時の仙台市の輪郭を知る
ことができます。