昭和24年元祖仙台懐古観光地図[復刻版]
↑日本交通公社が昭和24年に製作・発行した仙台市地図(地図面)
↑名所旧跡をはじめ、映画館や競馬場などの観光情報が満載の情報面
昭和24年。戦後間もなくJTBが発行した
観光情報満載のレトロ仙台マップを完全復刻します。
現在制作中の『昭和24年元祖仙台懐古観光地図[復刻版]』。
市内書店にて2008年9月25日発売する予定です。
1945(昭和20)年7月の空襲で壊滅的な状態となった仙台。
戦後、青葉通や広瀬通が整備され、復興を遂げる
市制60周年を迎えた昭和24年。日本交通公社(現JTB)が
観光にポイントをおいて製作した昭和24年の仙台地図の完全
復刻版を発売いたします。簡易パッケージ版 840円(税込予定価格)。
↑昭和24年当時の芭蕉の辻、安田生命(仙台市戦災復興記念館所蔵)
↑昭和24年に建てられた晩翠草堂(仙台市戦災復興記念館所蔵)
↑市制60周年を記念にして行われたグランドフェア
(仙台市戦災復興記念館所蔵)
昭和24年当時の仙台は、人口322,029人で現在のほぼ3分の1。
地図発行の前年の1948(昭和23)年は、仙台市電原町線が
完成して全線開通し、東二番丁小学校が戦災復興の新校舎落成、
地方競馬の開催指定市となりました。
地図が発行された1949(昭和24)年、仙台は市制施行60周年
という記念すべき年で、仙台の街もようやく近代的都市の姿が
整い始めてきました。この年、「仙台復興祭グランド・フェア」が西公園で
開催され、県中央図書館の新築や新制大学4校が開設、榴ヶ岡野外
音楽堂、晩翠草堂が完成するなど、荒廃から復興へ仙台が大きく前進し、
市民生活に文化の息吹が与えられました。
この「昭和24年元祖仙台観光懐古地図[復刻版]」では、戦後復興を
遂げる当時の仙台市の輪郭を知ることができます。