風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

[]街。イベント。雑感。

仙台という街のこと、実は私はあまり知りません。
フリーペーパー「風の時」や、仙台の原風景に目を
向ける商品を出版していると、なぜか“詳しい人”という
見方をされてしまうのですが。
背伸びしてても始まらないし、たとえ知っているように
振る舞ってもメッキは剥がれるので、知らないことは
知らないと言うようにしています。決して奥ゆかしさを
演出しているわけでもありませんので、あしからず。
(もちろん、勉強はします)

話は変わりますが、
週末にもなると、街のあちこちで数多くのイベントが開催
されています。小さな部屋で行われる講座のようなもの
から公園にたくさんの人が集まるおまつりみたいなもの
まで、ジャンルも規模も様々。
街で見かけたり、新聞で読んだときに、つい考えてしまう
のが「その意味」。どうして、これをやっているんだろう?と、
その開催意味というか、目的を探ってしまうのです。
(悪い意味だけではなくです)

キャンペーンやイベントは、当然何らかの目的があって
行われるのでしょうから。

集客のため?
新商品か何かの告知のため?
稼ぎのため?

集めてどうするの?
知らせたあとどうするの?

そのイベントに何人集まったかで、成功・失敗の
判断がされてしまうのだろうか?
やはりイベントは数なのだろうか?
…など。

仙台・宮城DCでも思ったことですが、前年比の入り込み
客数や宿泊数という数字で表される統計は、一見正しい
ようにも見えます。でも、キャンペーンのキモと言いますか、
一番の目的がその統計には反映されない、数字に表れない
何か大切なものがあるのではないかと考えてしまうのです。
(ちなみに私は仙台・宮城DCは成功したと思っています)

キャンペーンやイベントは、開催する側の薄っぺらな目的
だけでは、参加する側の心には届かないでしょうね。
しかも、それを「数」だけで判断されてしまっては、せっかく
の良い企画も失敗という烙印を押されてしまいかねません。

本当の目的の達成基準。
その判断てとても難しいことなんでしょうね。