用事があって午後から若林区役所へ。
その後、駐車場に向かう途中、ふと目に入った梅花の蕾。
木の袂に「野梅 見驚(けんぎょう)」という札。
名前が「見驚」とは。きっと咲いたら見て驚くほどの梅
なんでしょうね。開花した頃に、どんな花なのか確かめに
来たくなりました。
さて、区役所東側七郷堀の近くに建てられている
石碑・看板には次のような説明文が刻まれています。
【養種園跡地】
養種園は、明治33年4月伊達家農場として
この地に創設され、大正9年には仙台白菜を
誕生させるなど、90年にわたり地域農業と
市民園芸の振興に貢献した。
【七郷堀】
目前を流れる七郷堀は広瀬川の愛宕堰から
引き込まれた用水路で、この地域を東西に
貫流しています。ここから約1?ほど上流
の南染師町界隈ではこの用水を利用した染物
が盛んに行われてきました。区役所を過ぎると
間もなく堀は高砂堀と仙台堀に分かれ、ここ
から東方向に広がる広大な田園地帯を潤して
います。
若林地区は、仙台の原風景が今でも色濃く
残っています。同時に、晩年の伊達政宗公の
居城地であったこともうかがい知ることができる
貴重なエリアでもあります。
もっと多くの人に知ってもらいたい事実ですね。