現在の仙台地図に「歴史的町名を道路の通称として
活用する路線」を落とし込む作業をしておりました。
通称路線とは、街中で見かける「《東二番丁》通り」
「《小田原山本丁》通り」という紫色の道標に記された
道路名で、「《旧通名》+通り」で表現されています。
なぜ、この通称路線名をマッピングするかというと、
大正時代の地図と現在の地図とを見比べた時に、
まず位置関係が分かりやすくなること。
そして、この地図を片手に街中を歩くことを想定した時に、
この道標が神社・仏閣と同等の目印として有効に利用
できると思ったからです。
話は変わりますが、ふと、昨日作業中に思ったことで、
もし100年前にナビがあって、データ更新をするデジタル
データ・マップだけの状態で現在に至ってたら、100年前と
現在を比較する「仙台地図さんぽ」のような記念誌はできな
かったんだなぁ、と。
経年変化を良しとせず、今後、最新のデータだけが手元に
残るデジタルデータが主流になった場合、次の100年後は
どんな編集になるんだろう?などと考えてしまいました。
…その時代、もう生きてないのに(笑)