「仙台地図さんぽ」発刊にあたり
季節の移ろいとともに変わりゆく仙台の街並み。
そして風化しながらも確かに息づく街の原風景。
そのどちらも、まぎれもない現在(いま)の仙台。
市制施行120周年、大還暦を迎えた仙台市の
節目の年に完成した記念誌。
古から滔々と流れる、その軌跡を記(しる)す。
その作業は「杜の都」仙台を愛する人々とともに、
重なり合った街の記憶を紡ぐように。
先人の残した記録を照らし、見つめる。
街の原点を探るきっかけのひとつにと願いつつ。
佐藤 正実
愛宕山(向山)から見た仙台の眺望