この写真は、最近入手した明治末?大正中頃の仙台停車場前
（仙台駅前）の風景写真（写真絵葉書）です。
左側に建ち並ぶ建物は旅館・ホテル。絵葉書向かって右側が
仙台停車場（駅）です。（市電は未開通。大正15年開通）
この絵葉書を部分的に拡大してみると、興味深いものが
見えてきます。
絵葉書左下部分を拡大すると「陸奥ホテル別館」という看板
その前を歩く男性の格好も当時の姿を示す
奥隣、上方に見える建物部分。明治38年頃に３階建てに増築した仙台ホテル
その隣は新築中の建物（仙台物産陳列売店？）
瓦をあげる作業員の姿が見える
絵葉書右奥を拡大みると「支店」という看板。旅館「大泉支店」。
この風景写真に大正元年発行の「仙台地図さんぽ」駅前
界隈の地図をあわせてみましょう。
いかがですか。
「ムツ（陸奥）ホテル別館」前から順番で見ていくとぴったり。
このように写真と地図を照らし合わせてみて見ると、位置関係も
はっきりと分かって面白いです。
ちなみに、同じ時代（明治末?大正中頃）の絵葉書で見ると
当時の仙台停車場はこんな感じでした。
