風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

[]「NPO法人20世紀アーカイブ仙台」設立認可。

(有)クリップクラブと(有)イーピー風の時編集部で設立を進めて
きましたNPO法人20世紀アーカイブ仙台」の設立が
6月29日に認可されましたので、ご報告いたします。

8ミリフィルムとスチールフィルム

NPO法人立ち上げのきっかけとなったのは、昨年の
10月18日「ホームムービーの日」に仙台歴史民俗
資料館で『小さなフィルムのための小さな祭典』と題した
8ミリ映写会を行ったことでした。

上映されたのは13本。昭和36年廃線となった
秋保電鉄の映像から始まり、昭和47年当時の
二十人町の七夕や昭和51年の仙台市電のお別れ式
の映像など1時間半の映写。
フィルムの膜面には当時の仙台の風景がしっかりと
刻まれ、半世紀も前の貴重な映像が現在に蘇ったことが、
とても印象的でした。

しかし、これらの8ミリフィルムやスチール写真は、
ゴミとして捨てられるケースが多く、なんとか早いうちに
救い出しておかないとせっかくの宝物が消失してしまう
という危惧を感じたことも事実。

NPO法人20世紀アーカイブ仙台」では、様々な施設や
団体と連携して、スチール写真・8ミリフィルム・絵葉書・
貴重本などのアーカイブ化を進めたいと思っております。

どうぞよろしくお願い致します。

8ミリカメラ(石ノ森章太郎ふるさと記念館所蔵)
8ミリ映写機


[設立趣旨の概要]
戦後の仙台を映しだす写真フィルムや8ミリフィルムは、貴重な
資料ではありますが、現在はデジタル機器にその役割を譲り、
多くのフィルム類は少しずつ消却処分されております。

過去のアナログ資料が失われようとしている今こそ、現存する
うちにスピーディなアーカイブが必要と考えております。
私たちNPO法人20世紀アーカイブ仙台では、郷土学習への
活用や次世代への継承を図るため「映像ライブラリーの構築」
をめざします。