明治になり五節句が廃止された後は全国的には
七夕衰微に向かいましたが、仙台七夕は家ごとに
守られていきました。そして、従来、年中行事として
行われてきた仙台祭に代わり、明治32年に開催された
仙台開府300年祭以降は、盛大に七夕まつりが
営まれるようになりました。
明治期に完成したと言われる仙台固有の「七つ飾り」。
この「七つ飾り」とは現在の飾り付けにも必ず付けられる
飾りです。短冊、吹き流し、折り鶴、投網、屑籠、巾着、
紙衣の7つを指します。現在ではこれにくす玉が加え
られています。
朝顔、茄子、魚などの七夕の仕掛物は、全国でも
類のないユニークな仙台独特の飾り物です。
明治22年の新聞には、竹飾りの他に仕掛け物も
つくられていて、肴町、国分町、常盤丁などが盛大で
あったことが記されています。
新暦後も仙台七夕は旧暦の7月6日・7日に行われました。
ちなみに新暦のひと月遅れの8月6日・7日に行われた
のは明治43年以降のことです。
↑明治43年「仙台日日新聞」七夕まつり掲載記事
「仙台七夕まつり 七夕七彩(ななさい)」
(A5判カラー100ページ 復刻七夕絵葉書8枚付)
2,000円(税込) 2,300円(税・送料込)
企画・製作/(有)イーピー「風の時」編集部
2007年7月25日発行
ネットショップからも購入ができます→こちら
webサイト『仙台七夕まつり 「七つ飾り」のつくりかた』
http://www.sendai-city.org/tanabata.htm/
人気ブログランキングはコチラ