七夕協議会は年々参加数が増え、
“観光としての七夕”が定着してきたのが昭和10年頃です。
飾り付けが以前よりも大型化され、従来の飾りものに加えて
3連の提灯や傘、祝い花など、日常の小道具を用いた
アイディア満載のなど様々な形の飾り付けが見られます。
現在の七夕飾りのメインの飾りとも言える“くす玉”形の飾りも
登場します。
この頃はまだくす玉から直接吹き流しが吊り下げられる
「てるてる坊主型」の飾り付けのようです。
くす玉、3連行灯、様々にミックスされた飾りが見られます。
その後、太平洋戦争下では七夕は次第に自粛の方向へ進み、
昭和14年、残念ながら仙台七夕まつりは開催の中断を余儀
なくされました。
昭和10年頃の仙台七夕まつり風景。
飾りにくす玉が登場してくる(「風の時」編集部所蔵)
昭和13年8月7日の付けの河北新報
戦時下で豪華な飾りが消えたことを報じる
「仙台七夕まつり 七夕七彩(ななさい)」
(A5判カラー100ページ 復刻七夕絵葉書8枚付)
2,000円(税込) 2,300円(税・送料込)
企画・製作/(有)イーピー「風の時」編集部
2007年7月25日発行
ネットショップからも購入ができます→こちら
webサイト『仙台七夕まつり 「七つ飾り」のつくりかた』
http://www.sendai-city.org/tanabata.htm/
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