風の時編集部の出版物をご覧になり、時々
質問を受けるのが「なぜ仙台モノばかりやって
いるの?全国に発信できる商品を作ればもっと
部数を確保できるのに」と。
おっしゃる通りです(笑)
でも、その理由は“誰も作らないから”でしょうか。
もし、どなたかが作っているのなら、風の時編集部
ではわざわざこれらの商品は作らないでしょうし、
作る必要もありませんから。それと全国に発信する
本とはどういうものを指すのか、私には分からない
のです。素材もアイディアもないので。
昭和30年頃の若者(提供:佐藤昭八郎さん
所蔵:NPO20世紀アーカイブ仙台)
では、なぜ仙台モノを作る必要があるのか。
それは“今でなければ作れないから”です。
きっと、10年後に分かっていただけると思います。
4月下旬、「NPO法人20世紀アーカイブ仙台」が、
昭和時代の仙台を映す映像&写真集
「クラシカル・センダイ」を発売します。