古い写真や地図というアーカイブ素材をどう使い、人、土地、建築物の記憶と絡めて伝えるのか。昨日、東京に行った一番の目的は、「東京ステーションギャラリー」と御茶ノ水のまち歩きの起点「お茶ナビゲート」をプロデュースされている中村さんに、そんなテーマでお話を伺うこと。
まちに訪れる人々へのアプローチの仕方など、目立つところに目が向かいがちですが、中村さんの取り組みを拝見すると、自分たちのまちをどう切り取り自分たちが愉しむタネを見つけるのかがキモなのだということが分かります。その土地にあるからこそ伝わる素材のチカラ。アーカイブ素材を活かすも殺すも何をどう切り取るのかという編集次第。“地産地消”としてのアーカイブの可能性を感じました。ありがとうございました。