七夕まつりも終わって、関係者の皆さん、
そして商店街の皆さんはホッと一段落ついたところでしょう。
私は仙台生まれの仙台育ちで、もちろん今までなんども
この七夕まつりを観てきたわけですが、今年の
七夕さんは格別な想いがありました。
それは「七夕七彩」という本を出版したという理由もありますが、
もうひとつの理由があります。
この本を出すにあたって多くの方々と直接話をする機会が
あったわけですが、その方々がそれぞれに“七夕さん”にかける
強い想いが伝わったからに他ありません。
例えば、アーケードに面したお店は“まつりを伝承する気持ち”の
一心で続けているが、少しでもお店の場所がアーケードから離れると、
吾関せずの態度はとても寂しいというお話。
また、ある老舗のおかみさんは、毎年夜な夜な七夕飾りを作っていて、
ご主人が亡くなったある年の七夕前、いつものように
七夕飾りを作っていると、ラジオから流れてきた
“青葉城恋歌”。♪あの人はもういない♪のフレーズに
いたたまれずつい涙を落とした、とか。
やはり七夕まつりの季節は特別なんだ、と実感しました。
そんな、まつりの一部を垣間見つつ、周辺商店街の七夕飾りも
一式観られたのはとても有意義でした。