絵葉書「仙臺ことば」。
絵葉書8枚セットの「仙臺ことば」。
ハガキの表には“一億一心”と印刷され、
戦時中と伺わせる時代背景が垣間見られます。
(昭和10年代後半に作られたものでしょうか…?)
かの地で戦う人に郷土の情景を回想させるため
なのか、裏面には仙台のお国なまりの文章が
記してあります。
8枚の中の1枚。仙台七夕まつりについて
記した絵葉書の文章をご紹介しましょう。
--------------------------------------------
アシタガラ タナバタデ ガストワ。
(明日から七夕ですね。)
センダエノ タナバタハ
マイネン ユーメイニナッテ キシタァネェ。
(仙台の七夕は年々有名になってきましたね。)
コノ2・3ネンハ ケンブツニンデ チョーナイナドハ
トッテモ トーリキレル モンデガエンツォ。
(この2・3年は見物人で町はとても歩けない様ですね。)
キョードノ ギョージトシテハ
タエシタモンデガスネ。
(郷土の行事としては良いもんですね。)
「仙臺ことば」行事七夕 より
--------------------------------------------
カタカナ部分を流暢に読むと、きれいな
仙台弁になりますね。
宮沢賢治ではないですが、やはり
訛りっていうのは強烈に故郷をフラッシュバック
させる力があるんでしょうね。
風の時公式HP↓コチラ