現在の仙台市追廻(おいまわし)住宅。
追廻住宅とは。
「川内の追廻は旧藩時代の追馬場で、当時藩の士卒等が
馬を乗廻した場所である。
昔は片倉小十郎屋敷の南に続く一円の広場で、馬場の
傍らには北・中・南の藩営三廐舎を始め、
御馬乗御前口取・並口取・爪切など馬事馬政に関する
諸役諸職の家々が立ち並んでいた。
そしてここに数百頭の馬が飼育され、藩内の士卒等が
集まり来て乗馬法はもとより騎射。打球等の諸技を錬磨
したのである。 (…中略…)
明治維新後は、陸軍の射撃場及び練兵場として
使用されていたが、終戦後は追廻住宅として戦災者や
引き揚げ者等のため住宅地として臨時に使用される。」
(「仙台地名考」菊地勝之助著より抜粋)
青葉山公園整備計画が策定され、立ち退きを求める
国や市と追回に住む住民の間で長年対立が続いてきた。
仙台政府倉庫を取り壊して市営住宅を建設し、
追廻住宅移転問題の全面解決を目指すという
新聞記事(→こちら)が載っていました。
これで本当に解決するのかどうか、私にはわかりません。
いろいろと難しい問題が山積しているその
追廻住宅も、今はこのような状態。
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風の時編集部 代表 佐藤正実
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