ひとつのテーマで企画・編集をするときに、多くの
方々は現存の資料をいろいろ探り、それぞれのテーマに
添った答えを導き出す出す作業を行いと思います。
歴史書、市史、全集、地図、写真…など。
しかし、資料の紛失や経年による傷みなどで
調べがつかない、または貴重品ゆえに見ることもできない
資料もあり、なかなか検証もできにくいことも多いのでは
ないでしょうか?
実際に私も、大正・昭和初期の絵葉書写真集、
仙台七夕まつりの本を企画・編集する段階で、
それを経験しました。
(中には貴重な絵葉書がすっかり抜かれている悪質なものも…)
だからこそ、印刷による“複写”が必要なのだと
思うのです。デジタルデータによる保存というのも、
ひとつの方法です。しかし、保存性と閲覧性ともに兼ね備えた
媒体というのには、心許ない保存方法です。
印刷複写によって、多くの方々の目に触れる機会が増え、
次世代へ貴重な資料を残すこともできやすくなるでしょう。
せっかく先人が残してくれた貴重な資料。
その資料をもとに様々な検証を加えるためにも、
地図や写真、絵葉書などのいわゆる一次原稿を
残すための処置を施さなければなりません!
…という、気持ちだけが先走ります。
↑昨日見せていただいた、大正2年発行「宮城県名勝図絵」
↑1ページ目に掲載されている第二師団司令部(上)と仙台市街の写真
↑上の写真第二師団司令部の拡大。大手門と隅櫓が見える。
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風の時編集部 代表 佐藤正実
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