フリーペーパー「風の時」は、3年前の2005年春に
創刊した。一貫して“保存されるフリーペーパーづくり”を
めざして製作してきたが、ちょうど創刊して間もなく、
“フリーペーパーの量・質で、その街の元気さや文化度が分かる。
ちょうどバロメーターのようなものです”
と言われたことがあった。
以前、コンビニの出店余力規模などが、街の元気さを計る目方だ
と聞いたことがあったので、それがフリーペーパーでも計れるという
のはちょっとした驚きだった。
さて、我が街、仙台ではどうだろうか。
この3年間を見ても数多くのフリーペーパーが相次いで
創刊されてきた。確かに数値に表される「量」は、仙台にも勢いがある。
既刊・新創刊のフリーペーパーの中にも素敵なものは、もちろんあるし、
こんな取材&誌面はできないな、と感心するものもある。
しかし、大方のフリーペーパーの中身にはやはり疑問が残る。
何の記事かと思えば、記事体広告中心で企業・商品のPRばかり。
ディスプレー広告も、がっちり目立てば良いとばかりに
派手な演出合戦で肝心の本文は度外視…。
広告収入があってのフリーペーパーゆえに仕方がない。
しかし、なんのための“情報”で、誰に見てもらうための
“情報提供”なのだろうか。
チラシの集合体みたいなゴミ箱直行ポイ捨てフリーペーパーは、
もう要らないのじゃないだろうか。
第一環境にだって良くない。
風の時公式HP↓コチラ