絵葉書「仙台方言」より - 風の時編集部【仙台の原風景を観る、知る。】

昭和12〜17年頃に発行された
絵葉書「仙台方言」８枚セットの中の１枚。

「榴ヶ岡（釈迦堂）」と題されたこの絵葉書には
次のような仙台弁が載っています。

　　「百年二百年と経た古木だが花は若々すいな」
　　「鎮台の櫻だもの皆勢いよく咲くさ」
　　「榴ヶ岡のごま餅でも兵隊さんさお送り申すたえもんでがずな」

故郷の情景を綴る軍事郵便らしい内容なのかも
知れません。そして、この絵葉書のケース表面には

　　郷土の風俗や民謡は大切な祖先の遺産である。
　　仙台人の血となって常に脈々と流れているのである。

と載っています。
聞きようによっては、“今の仙台のまちづくりへの意見”
と受けとれる内容でもありますね。

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