「不景気の影、消える風情 仙台七夕まつり」と見出しのついた
今朝の河北新報。沖野商店会が今年の仙台七夕まつりで
七夕飾りを出すのを見送ることになったらしいですね。
売り上げの低迷と店主の高齢化がその理由とのこと。
平成16〜18年に七夕飾りを撤退した本町商店街振興組合、
春日町商店街振興組合、仙台市大町会も理由は一緒…。
仙台商工会議所調べによると、七夕飾りを出す商店街の
ピーク時は平成10年と平成15年の29団体。
平成10年は木町通に10数年ぶりに飾りが復活した年。
そして平成15年は連坊小路で40年ぶり飾りが復活した年で、
根白石の名物「鉢植え七夕」が仙台駅に初設置された年でも
ありました。
市内1万2千本もの七夕飾りで彩られた年(昭和41年)の中央通り飾り
かつて、仙台七夕まつり協賛会が主体となって行った「1戸1本運動」。
学校で子どもたちを通じ、各家庭でも七夕飾りを、と竹を配布して
いた時代がありました。この運動が浸透して昭和41年には市内
1万2千本の七夕飾りが掲げられたそうです。
そして、現在は3千本。全盛期の4分の1です。
七夕飾りの本数だけ見ても、沖野商店街が七夕飾りから
撤退することを単に“商店街の地盤沈下”という言葉だけ
では片づけられないのかもしれません。
お金をかけて豪華な飾りを作ることだけが仙台七夕まつりではない
ことを説く必要があると思いますし、物価高にあえぐこんなご時世
だからこそ「仙台のまつり、七夕」の本当の意味を伝える必要が
あるのではないかと思いますね。
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