今日、村上蒲団店(駄菓子屋)さんから届いた
一通のお手紙。
『今号の「風の時」をご覧いただいて、
何か面白い写真か8ミリフィルムが見つかった
のかな?』と、勇んで封を切ってみたら
「…2月29日をもちまして閉店いたすことになりました。」
の文面に“まさか”と、しばし呆然。
明治34年創業の仙台の老舗が、
またひとつ灯が消えてしまうとは。
昨年の5月に記した宝文堂さん廃業の時も
思いましたが、この村上蒲団店さんの役割を
だれかが担えるものなのでしょうか?
“地名は自然と人類との交渉の所産であり、
町名は土地と住民との関係から生まれた
人間の身近な文化である”
と、「仙台歴史考」の中で著者の
菊地勝之助氏は書いています。
つまり、町、建物、人がひとつになって
文化を創るということでしょうか。