9月4日(金)〜8日(木)、クラックス4階特設会場で
Book! Book! Sendai主催のイベント「街を本と歩こう」を
行いますが、店内POPなどのメインビジュアルに使っている
のがこの(↓)画像です。
昭和30年頃の絵葉書で、左側に見える大きな看板
「レストランひらつか」が、9月4日から「Book!Book!Sendai」
のイベントを行うクラックスです(2005年2月開業 )。道を挟んで
向かい側、右側奥の高い建物が藤崎、そして手前が森天祐堂。
2006年冬にお店を閉めてしまいました(現在は藤崎、ルイ・ヴィトン)。
以前、森天祐堂の森つきさんからお許しをいただき、貴重な
写真約120枚をお借りして複写させていただいたことがあり
ました。その中にあった森天祐堂のお店の写真がこちらです。
戦前の「森天祐堂」店舗(戦災焼失)
(提供:森天祐堂 森つきさん)
戦後いち早く建ったバラックの「森天祐堂」店舗
(提供:森天祐堂 森つきさん)
仙台の街中で、芭蕉の辻や大町五丁目(藤崎、大内屋)など
重要な交差点はいくつもあります。
でも、考えてみると、ひらつか&森天祐堂があったこの交差点は、
江戸時代から賑わう東一番丁と、戦後復興のシンボルでもある
ケヤキ並木の青葉通が交わる交差点です。
つまり、“旧仙臺”と“新仙台”が交わるところでもあるのです。
そして、地下鉄工事によって、現在ケヤキも移植・伐採され、
かつて、そこにあった店も今や東京から進出する店にとって代わられ
“新・新センダイ”を形成しています。
そういう意味では、この交差点が、いつも仙台の旧・新の時代を
映す象徴的な四つ角に思えてくるから不思議です。
いろいろな方にイベントの話をしますと、竣工して4年半のクラックスの
場所がピンとこない“ひらつか世代”が結構多いようです。
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