風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

[]意外とすんなりだった?仙台市「旧町名」から新住居表示への変更。

仙台の歴史的町名復活の議論で、昨年末に検討委員会が
まとめた報告書では、「通り名」の活用を結論づけた。
(1月8日付河北夕刊「河北抄」にも掲載)

「住居表示」ではなく「通り名」の復活というのは、市内に88基
ある辻標などと連携して活用すれば良い。住居表示は簡単に
変更はできないし多くのコストがかかるが、これなら歴史的町名を
資源として活用できそうだ。
なるほど。

ところで、この「住居表示」。
昭和40年の旭ヶ丘地区からスタートし、市内の町名が順次
変わっていった(若林区の一部は変更せず)わけだが、
“住居変更は住民の反対があってなかなか進まなかったん
だろうなぁ”と思い、当時の新聞を見て、やや拍子抜け。

新町名に初めて「待った」がかかったのは昭和46年12月。
事業が始まって6年目の台原小松島地区。
露無地区の住民が納得いかないと異議を申し立てたのが
まさか“初”とは…。
昭和49年にも南小泉地区で異議を唱え住民が立ち上がった
らしいが…。意外や意外。新住居表示の変更はスムーズだった?

昭和46年12月20日付の河北新報