「100年前の仙台を歩く 『仙台地図さんぽ』」巻末に
掲載する、明治11年、明治44年、昭和40年頃に
使われていた仙台の旧町名・通名の索引をほぼ作り
終えました。
何度も書くようですが、ひとつの時代だけを抜き出して
旧町名・通名を検証しようとすると、必ずどこか無理が
生じてしまします。音読みしていた町名を文字に書き
表す時、いろいろな文字があてられてきたケースが
あるんですね。
例えば「舟丁」。明治11年には「舩町」、明治44年には
「船丁」、大正元年の地図には「舟町」と記載されて
います。見事にばらばら。特に「丁」と「町」のどちらを使うの
かは、その町の歴史との兼ね合いが強く、とても私個人の
判断ではとてもできる話ではないので、せいぜいその時代
ではこう書かれていたという表現にとどめておきました。