風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

日本の出版業界、2010年は「電子書籍元年」?

昨年暮れにもこのブログで触れましたが(こちら)、
ブログやツイッターでも何かと話題になっている
電子書籍出版」。電子書籍出版の国内市場は、
5年後には3,000億円規模になるとの予測もある
マーケットですので、千載一遇のチャンスとばかりに、
各メーカーとも商品に知恵を絞っています。
そのマーケットを加速させそうなのがアマゾンの
キンドル」やソニーの「リーダー」などの読書
専用端末の低価格化・高機能化でもあるわけです。
(日本にはすでに携帯電話などの小型端末で、
ケータイ小説」というジャンルが出来てはいますが)



そんな中、日本の出版会社21社が大同団結して、
日本電子書籍出版社協会(仮)」を2月に発足
させるらしく、それが今年「日本の電子書籍元年」とも
言われる所以です。

大手出版社がこのような協会を発足する背景には、
著作権法ではデジタル化の許諾権は著作者にある”
ことが理由です。
つまり、一般の書籍は紙で作られた本という体裁を
しており、原稿という著作物は紙に印刷されて完結
していたわけです。それが、電子出版化にともない
出版社が著作者の作品を2次使用できる権利を得な
ければならなくなるわけで、その危機感の表れが協会
設立につながってきたわけです。

「でも、出版会社と著作者との契約の仕方ひとつで
クリアできる問題ではないのかな?」と思ってしまう
私は、まだその問題の奥深さを理解していないのかも
しれません。

なにはともあれ今年は「電子書籍」という言葉がかなり
飛び交う年になるでしょう。私もその推移を注意深く見て
みたいと思っています。

(紙好きな私にはどうも電子出版という発想が馴染め
ないではいるのですが)


------------------------------------
「風の時」編集部
TEL/022-295-9568
FAX/022-295-9570
Email/info@sendai-city.org
風の時編集部ネットショップは→こちら
------------------------------------



blogram投票ボタン 人気ブログランキングへ にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 仙台情報へ