「祭りには必ず神の迎え送りの行事があって、仙台七夕は
神の迎え送りのうち、迎える方が主になっており、青森や
弘前のネブタ祭りや秋田の竿燈は、ともに送る方を主にした
祭りであることが判った。(中略)
近ごろ仙台七夕が曲がり角に当面していると、よくいわれるが、
わたしはそう思わない。七夕竹を立てるかぎりは七夕祭りの
本質はゆるがないからである。昔無かった踊りや祭り屋台を
くりだそうと、音頭を唄おうと、ひつきようは田ノ神に奉納する
本番以外の、祭りの余興でしかあり得ないからである。(中略)
唯だ、ここで考えなければならないことは、仙台七夕の七夕竹
のかげに秘められている民俗と、下げ物にどういう意味がある
のかということを知ってもらいたいことである。」
「仙台七夕と盆まつり」序文より抜粋
(昭和46年発行 三原良吉著)
昭和初年頃の仙台七夕祭の様子
詳しくはこちらのWebでも→仙台七夕まつり「七つ飾り」の作り方
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「仙台七夕祭 100周年展」開催!
2010年8月2日〜12日 9:00〜17:00
仙台市役所1Fギャラリー 入場無料
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風の時編集部 代表 佐藤正実
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