もうじき仙台の夏の風物、七夕の季節がやってきます。
七夕さんをじっくり楽しむために、仙台七夕の歴史を
簡単に振り返ってみましょう。歴史を知ることで、今年は
いつもとちょっと違う視点で見ることができるかもしれま
せん。(全8回掲載)
では、第一回目は「七夕の起こり〜藩政期」から。
1.七夕の起こり〜 藩政期
古代中国で始まった七夕は、牽牛星(けんぎゅうせい)
と織女星(しょくじょせい)が年に一度、天の川で出会う
「星祭り伝説」と、はた織りや裁縫、習字などの上達を
願う「乞巧奠(きっこうでん)」という儀礼が一緒になった
行事です。
「女今川教本」(仙台市歴史民俗資料館所蔵)
奈良時代頃に日本に伝わり宮中行事として行われ、
その後、武家、民間に広がりました。
七夕に竹飾りが登場するのは元禄(1700年前後)の頃
からと言われ、願い糸を吊す程度だった飾りに、色紙や
短冊なども飾られるようになり、七夕飾りの基本形として
定着していきました。ちなみに、現在の紙の吹き流しは、
この5色の糸「願い糸」から変形したものです。
伊達政宗公は“子女の技芸”が上達するように七夕を
奨励したといわれ、仙台城下は五彩の七夕飾りが掲げ
られました。
今から約200年前に描かれた「参詣記」(1820年)には、
7月6日の夜に七夕飾りが飾られ、翌朝広瀬川で飾りを
流した様子が描かれています。
詳しくはこちらのWebでも→仙台七夕まつり「七つ飾り」の作り方
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2010年8月2日〜12日 9:00〜17:00
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