風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

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仙台名物「さんさ時雨」 2010年12月27日(月) 19時28分

「仙台地方には古来、民謡がよく発達し、またよく唄われていた。
中でももっとも広く愛唱されて来たのは『さんさ時雨』であろう。
この謡の由来を尋ねて見るに2、3の説がある。



「対橋楼」衆が踊るさんさ時雨(昭和初期頃 風の時編集部所蔵)



そのうち仙台地方民の間に伝えられている有力な通説は、
天正17(1589)年8月のこと、藩祖政宗公が磐梯山の麓の
摺上原で、会津の葦名軍勢と戦った時、伊達の一旅五郎
重宗(成実)が露営のさびしさに「音もせで茅野の夜の時
雨来て袖にさんさとぬれかかるらむ」と詠んだのを、政宗
は非常に感歎し、直ちに「さんさ時雨か茅野の雨か…」という
俗謡に作り替えて、陣中の将士に歌わせたのがこの起りで
あると伝えている。」
(「仙台事物起原考」菊地勝之助著より抜粋)


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100年前の仙台を歩く 仙台地図さんぽ

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