風の時編集部 【仙台の原風景を観る、知る。】

“仙台の原風景を観る知る”をテーマに、2005年「風の時編集部」を設立。100年前の古地図『仙台地図さんぽ』や仙台城下絵図『仙台まち歩きシリーズ』、昭和時代の写真集『仙台クロニクル』等を企画。2023年現在42作を発行 ●風の時編集部 代表 佐藤正実 ●Eメール:info@sendai-city.net ●TEL:022-295-9568 ●〒983-0852 仙台市宮城野区榴岡3-11-5 A610 ●楽天市場ショップ→http://rakuten.co.jp/kazenotoki/

詩で紡ぐ3.11。



街の名前が残って
わたしたち考えて
子供たち未来に向かって
ひび割れた道は微笑んで
ただここにいて
それだけ伝えて
守って 守られて




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ガソリンが消えた街に
夕暮れがかさなっていく

なにか
なにかがちがう

心の欠片 集めて
わたしを繰り返している




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形あるものとないものの間がぼんやりしてしまう

あの日と今日はちがうのに
おなじ青色に包まれる

心からはみだしてしまうもの
それはなんだろう




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なんて言えばいいのかわからなくて
どこかへ消えてしまいたくなる

こんなに小さかったんだ
こんなに弱かったんだ

なにもできない
その想いを大切にできるなら

小さく笑って すこし休んで




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写真のむこうに広がる想い
想いのむこうに広がる空

悲しいのは愛していたから

この痛みの中でつづけていく



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水面にはねる光
傷をやさしく確かめていく
計算できたのは数字にできたもの
大切なものは数えられない
一人一人が木のように揺れて立っている
空にむかって




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たくさんあるのに静寂
なにがたりないのか わからないまま
街に並んでいる

ポケットには声にならないフレーズ
たくさんの線がつながって こんがらがって
次の言葉を複雑にしてしまう




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答えのないこと
答えられないことに
やさしさで立ち向かうことができるなら
ぼくは詩を書きたい




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「ことば屋」で、写真と言葉を紡ぐ創作をしている
詩人の武田こうじさん。これらの詩は、武田さんが
3.11震災に寄せて140字内で新たに書き下ろして
くれた詩です。




「3.11」市民が撮った震災記録

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風の時編集部 代表 佐藤正実
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