いよいよ2012年がスタートしました。
今年は、NPO20世紀アーカイブ仙台で
3.11記録集の発行、そして全国約30ヶ所で
震災パネル展の開催・・・身が引き締まる思い
です。
昨年の3月下旬、震災写真を集めることに、
批判もありましたし、今はまだ見たくないと
いう方も多いでしょう。しかし、今まとめて
おかなければ、また人々の記憶は風化して
しまい、歴史は繰り返すおそれがあります。
事実、日常生活が戻っている地域などでは、
すでにそれは始まっているでしょう。
私の今年のテーマは「拡」。
市民の皆さんからご提供いただいた
生活の中の震災写真を、より多くの方々に
ご覧いただいて関心を持ち続けてもらえるよう
全国にアピールしたいと思っています。
また、風の時編集部としては、大正14年発行の
仙台近郊地図の復刻版を発行する予定です。
「仙台地図さんぽ」ご購入者から、“仙台近郊の
古地図復刻を”というリクエストに応える商品として
の位置づけです。仙台近郊東部・西部という2枚組
の地図で、現在の仙台市域をほぼ網羅しております。
震災後、かつての地質を調べるために古地図を
活用するという、新たな使われ方にも対応できる
のではないかと思っております。
そして、もうひとつ。「仙台地図さんぽ」に使った
大正元年発行の古地図にGPS機能を持たせ、
現在地が100年前は何があったのかがわかる
アプリ版のリリースも企画中です。
（iPhone＆iPad対応版）
紙媒体を補完しつつ、リアルタイムに100年前を
行き来しながら、仙台のまち歩きを楽しめるツール
になることを期待しております。
昇り龍にあやかって、今年歳男の私も頑張りたいと
思います。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
「3.11」市民が撮った震災記録
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風の時編集部 代表 佐藤正実
【連絡先】
TEL／022-295-9568
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