去る10月19日(土)、当NPOと、仙台市、一般社団法人MMIX Lab、RE:プロジェクトが運営する「伝える学校」が開催されました。
「伝える学校」とは、私たち市民ひとりひとりが発信できる「震災メモリアル」のあり方を一緒に考えて行きましょう、というプロジェクトです。第2回目となる今回は、講師に、立教大学教授・311まるごとアーカイブスの長坂俊成氏をお迎えし、「震災アーカイブをミライに伝える」をテーマに開催されました。
まずはじめに当NPOの活動内容をご紹介し、「震災は風化する。でも、その記録を劣化させてはいけない。」という考えについてお話しさせていただきました。続いてゲスト講師の長坂さんが取り組まれている、子どもたちと防災マップを作る事例紹介、作るだけではなくコミュニテイ防災にどう活かしていくのか、などについてお話しいただきました。後半は質疑応答で、これからの「アーカイブ」を会場の皆さんと一緒に考えました。
東日本大震災はとてつもなく大きな災害で、これをどう残して行くか、どう伝えていくかは、未だ手探りの状態です。ですが、私たちは震災を経験した当事者として、防災・減災のために後世に残し伝えていく責任があります。まだまだ答えは出ませんが、一歩ずつ復興が進んでいるように、「アーカイブ」も地道にかつ着実に残して行かなければならない。そう改めて強く感じました。
いまこのREADYFOR?で挑戦中の「全国47都道県立図書館に市民が撮った3.11記録集を届けます」プロジェクトも、「震災アーカイブをミライに伝える」ことのひとつです。「3.11キヲクのキロク」に収録された写真たちは、当時の「キヲク」として残り、「キロク」として伝えて行かなければならない。震災の記録を劣化させないために、そして日本全国どこにでも起こりうる自然災害に対し少しでも減災につながれば、という思いを胸に。
引き続き当プロジェクトへのお力添えをよろしくお願いいたします。
【ご支援のお願い】
私たちは、クラウドファンディング「READYFOR?」を活用し、全国47都道府県立図書館57カ所、東京都内51ヵ所(都立2ヵ所、23区、26市)に、市民が撮った震災記録「3.11キヲクのキロク」を届けるプロジェクトをスタートさせました。
皆様のご協力・ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。→https://readyfor.jp/projects/311archive
NPO法人20世紀アーカイブ仙台
公式Web:http://www.20thcas.or.jp/
3.11市民が撮った震災記録Web:http://www.sendai-city.org/311.htm/
3.11キヲクのキロク、そしてイマ。Web:http://www.20thcas.org/
Eメール:info@sendai-city.org 電話022-387-0656