3月12日は、新年を迎えたような気分になります。ひとつの年に区切りをつけ、次に進もう。
「3月12日、はじまりの朝」 そんな気にさせる今朝の太陽でした。
4年と1日目を迎えたばかりですが、来年の発災5年という節目の後、その5年後の10年までのしばらくは、3.11関連の報道はぐっと減ってくることでしょう。その時、私たちは何に取り組み3.11と向き合うのかー。それは“風化との闘い”と言っても良いかもしれません(風化が全て悪いこととは思っていませんが)。そのヒントが、昨日行われた「伝える学校の発表会」にあったのではないでしょうか。
高森さんには記録をし続けることで後々分かってくること、玉川さんからは個人的に撮った記録の活用法、公開サロンに参加いただいた9名のゲストの方々からは写真に込められた思いの共有の大切さ、クロスロードを担当していただいた 佐藤 亜矢子さんからは対話を行うことでそれぞれの立場を知ることと心構え、 中村 佳史さんにはアーカイブは拠点施設で素材をどう利活用できるのか、木村さんからは歴史的事実から私たちが学んぶべきこと、 なかのや ひとしさんには文字や写真ではなく、音楽だからこそ伝えられるメッセージを。
「伝える」という大きなキーワードの中にも、それぞれの伝え方があり、それが多くの人を繋げる役割を持つこと、そしてなによりもその活動を継続していくことが「伝える」、「伝わる」、最大のポイントであることを学ばせていただきました。
ひとつひとつ咀嚼し、やるべきテーマに向き合いたいと思います。