70年前の今日未明、仙台に123機のB29爆撃機が襲来。
仙台は焼け野原になり、被災者は当時の人口の26%にあたる57,000人におよんだ。
「人災」と「自然災害」という大きな違いはあるが、被災後の様子から、戦災と震災を比べ語られることは多い。
この写真から、火災による地面の熱さや焼けただれた家屋、人体、家畜のにおいをどう伝えるのか。この状況の中で当時の人々は何を感じ、どう生き抜いたのかー。
写真は常に「真」を「写す」とは限らず、想いや感情を伝えなければ写真だけでは伝えきれない。むしろ伝えきれない方が多い。
戦災と震災を語り伝えるためのアーカイブの肝は、きっとそこにある。
1945(昭和20)年7月空襲により焼け野原になった仙台中心部
(写真提供/森つきさん)