本日発売する「100年前の松島・塩竈実景」は、仙台〜塩竈〜松島遊覧の観光客向けに明治時代末に発行された地図の復刻版です。松島、塩竈を上下に配し、明治末およそ100年前の2つのまちの様子が鳥瞰図として描かれています。表面の真景図がメインではあるのですが、実は裏面も見どころが満載です。
裏の解説面
東京方面から仙台〜塩竈〜松島を旅行する観光コースを紹介していて、ゆったりコースとお急ぎコースの2コースを用意する念の入れよう。「元来松島の景は、(中略)晴天に好、雨天に奇、風天に妙、雪天に化け、(中略)丁度意中の美人の如くである。」と四季折々に訪れることを勧めています。
不老不死の妙薬を欲する者は、松島の神聖の空気を触れるべきである、と言い切る郷土愛溢れた明治末発行の松島・塩竈観光ガイド。
表面・裏面ともじっくりとご覧いただきお楽しみ下さい。
明治時代末頃の塩竈
明治時代末頃の松島