今、読んでいる「羊と鋼の森」に書かれていた。ピアノの基準音となる音「ラ」は440ヘルツで、赤ん坊の産声と共通なのだそう。モーツァルトの時代のヨーロッパは422ヘルツ、最近はオーケストラの基準音となるオーボエのラの音は444ヘルツになっていて、モーツァルトの時代とは半音近く高くなっていて、同じラの音ではない。
変わらないはずの基準が、時代とともに変化してきているのは、時代がその明るい音を求めているからなのか。「基準音は変わっても、ドレミの調和は不変だ。」と締める今日の河北春秋→河北春秋(2/26)絶対音感